育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

おむつを替えない(もしくは替えられない)パパは、本当はどれくらい存在するのか?

おむつ替えをする夫、しない夫

 

息子のおむつを替えながら、いつも不愉快に思うことがある。それは、

おむつを替えない(もしくは替えられない)パパ

という、育児に非協力的な夫を代表した表現のことだ。育児関連のマンガやネットニュースで必ずと言っていいほど登場してくる。

私はこのような夫の描写を見るたびに「なんと浅はかな表現だろう…」とげんなりしていた。今時、おむつ替えもしないパパなんて、よっぽど非協力的なパパじゃない限りないだろう、と思っていたからだ。 そんなごく限られた存在のせいで、パパ全般が育児に協力しない、というレッテルを貼られる事に、もどかしさを感じるわけである。そんな初歩的なことではなく、パパたちはもっといろんなことで育児に悩んでいるのだ!

そんな話を男性の先輩社員と話していると、時折、変な空気になることがある。

「まあ、普通はやるだろ。おむつ替えもしないなんてことはないよなあ」

と、言葉では同意してくれているのだが、なんとなく歯切れの悪い感じがするのである。

そこであらためて気になった。実際のところ、どうなのだろう?おむつ替えをしない夫はどれくらいの割合なのだろうか?

 

統計データは存在する

2019年9月に発表された全国家庭動向調査の結果を観てみると、その実態がなんとなく捉えることが出来る。なお、この統計調査は、妻がアンケートに答えているようだ。つまり、妻からの夫に対する評価といってよい。夫が「おれやっているよ!」という言葉は通用しない。

https://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ6/Kohyo/Kohyo.asp

4割の夫は「おむつ替え」をしていない?

参考)第6回全国家庭動向調査より

さて、この表を見ると、2008年では約57%で、2018年段階で約63%がおむつ替えをしている(もしくは過去にしてくれていた)としている。少しずつ上昇はしているが、それでも約63%程度である。約4割の夫はおむつ替えをしていないという評価ということ…?である…?

これ、ウンチおむつを替えないという意味じゃなくて、おむつ替え全般をしないってことだよね?…けっこう多くないか?ちなみに、上の表は週に1~2回以上育児をしている夫の結果を抽出している。つまり、週に1回以下の回答については除外されている。そう考えると、この4割という割合はもう少し大きくなるのかもしれない。

妻側が回答しているので、「俺としてはやっているのに、妻の評価が厳しい!」という可能性もある。私の読み込みも少し浅いので、もう少し注意深く読んでみたいところだ。ただ、妻から見た世界観では、「おむつも替えられない夫」というのは、決して珍しい存在ではないということだ。

これについてはちょっと驚き。別にイクメンを気取るつもりはないけれど、おむつ替えをしない、というのはどういうわけだろう?育児してれば、おむつ替えなきゃいけないシーンって、山のようにあるんじゃないの?それをどうやって回避しているの?全部、妻か親に任せているということ?…そんなことができるの?

反論を試みたいが…

なんとかおむつ替えをしない理由を、夫側の正当な理由を持って反論を記載したいのだが…なんだろ、思いつかん。

潔癖症だから? ⇒まあ、俺潔癖症じゃないからわからんけど・・・。

鼻炎だから臭いに気づかない? ⇒いや、臭いじゃなくてなんとなくわかるだろ。モッコリしてくるし。

手に障害があるから? ⇒それはしょうがないかな・・・ただ、4割のうちそのような人はわずかだろう、きっと。

そもそも同居してないから? ⇒それはしょうがないかな。この統計はそういうのどうしてんだろう?

おむつ替えをしない「はあああ!なるほど!そりゃしょうがないね」と、膝をぽんと打ちたくなるような理由があったら教えて欲しい。

結論 おむつ替えをしない夫の描写は、決して極端な表現ではなさそう

ということで、この統計データの表面を見た限りだと、おむつ替えをしない夫の描写は、決して極端なものではなさそうだ。そういうもんなのね。そしたら、冒頭に記載したおむつ替えをしない夫というのは、妻側からすれば「わかるわかる!」という人もそれなりにいるのね。

統計でみてみると面白い。まあ、私の妻からしたら「あんたも○○は出来ていないよ!」というのがあると思うので、偉そうには書けないけどね。客観的なデータをもっと探してみて、父親について、もっと考えてみよう。