昨夜。
21時に二太郎を寝かしつけたあとにトイレに行くと、まだ寝室の明かりがついている。妻と一太郎がまだ起きているようだ。
「あれ、まだ起きてるの」
と言ってはいると、ベッドの上にいた一太郎が、ニコニコしながら
「パパ、あっちいけ!」
と言う。そのストレートな物言いにドキッとする。
「こら、なんでそんな事を言うの!」
と、妻が強めにたしなめる。だが、一太郎はヘラヘラと笑いながら再び
「あっちいけ、ニタくんのところにいって」
と言う。私は「わかったよ、あっちに行きますよ。でもね、明日朝起きたらもうパパいなくなってるかも知れないからね」と、悲しい演技(本物)で伝えて部屋をでる。
あっちいけ
これはなかなかショック。最近は一太郎のママ大好きっ子も少し緩み、「パパがいい」という場合も出てきたというのに。日中はいつものように楽しく過ごしたというのに…トホホ。
妻が今日の連絡帳に一太郎の言葉遣いについて心配、ということを書いたら、保育園からのお返事で、「『チクチク言葉』もそろそろ出てくる年齢ですね」と書いてあった。どうやら、「あっちいけ」とか「うざい」といったような刺激のある言葉をチクチク言葉というらしい。知らなかった。
まあ、一太郎を見ていると、思春期のように強烈な感じではなく、覚えたての言葉を面白がって使っているのがわかるので、まだそこまでショックなわけでもないけど…いやごめん、やっぱり…ショックだよなあ(涙)。
ちなみに、今夜も同じように二太郎を寝かしつけたあとに寝室に入ると、一太郎が開口一番「あっちいけ!」とニコニコしながら言っていくる。それに対し「そうか。パパ悲しいなあ」なんて余裕の返事をすることもなく、
「いいよ。でも、もうご飯も作らないし、電車も一緒に乗らないからね。おやつも買わないし、車にも乗せないからね」
と、心の底から伝える(小さい男)。それに対しても一太郎は
「ママとやるからいいよ!あっちいけ!」
と繰り返す。私は返事をする気力がなくなり部屋を出た。
そうか、もうすぐ三歳だけど、年齢が上がるにつれて、こういうキツイ面にも向き合っていかなきゃいけないのね。そのうち「消えろ」だの「死ね」だの言われるようになるのね。はあ、イヤダイヤダ…。子育てはまだ始まったばかりだと言うのに、先が思いやられるよ。
たのしくなーい!
とりあえず以下の絵本を図書館で予約。対策を考えないと、こちらの精神がやられるからね。
しかし、この絵本、かなり人気なのね。図書館の予約が60人待ちくらいでビックリ。そうか、近所のパパママも、同じように子どもの言葉使いに悩んでいるのね。いつもは待ち人数が多いとウンザリするところだけど…今回はその数の多さに救われる心地になりました。
頑張ろう。でもさ、こういうのってどう頑張ったらいいんだろうね。悶々。