育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

夫(わたし)の育休の延長を…(育休117日目)

 

日曜日。今日もまたとても寒い1日だった。

 

今日一日、家で悶々と考える。表題の通り、私自身の「育休」を延長するかどうかについてだ。私自身、育休は来年2月までの取得予定で、3月からの復帰を予定している。約半年間である。これは一般的な男性育休の中では長い方になるのだろう。

 

ただ、それだけでは足りないと感じる事情がある。なお、妻は1年6ヶ月の育休取得を予定しており、妻が仕事復帰を検討しているからという理由ではない。

 

その理由というのはただ一つ、二太郎の成長が気になるから、である。

 

 

二太郎は切迫早産で2ヶ月早くこの世に生まれた。それを感じさせないくらい、今はすくすくと成長してくれている。身長はまだ少し小さいけれど、体重は成長曲線に乗ってきており、母の母乳を一生懸命吸っている姿は生命のたくましさを感じる。

 このまま何事もなく成長してくれることを毎日のように願っている…のだが。一つ気がかりなことがある。それはNICUに入院していた頃に、主治医から「生後すぐには症状がないものの、場合によっては半年頃から少しずつ症状が現れる可能性がある」と言われている、ある症状である。具体的な名前は控えたいが、まあ、知っている人は知っているやつである。症状が殆どない場合もあるし、重度の症状が表れることもある。それは成長の過程で見えてくるものであり、生まれた段階では判断がつかないらしい。

 

このことは私と妻しか知らない。実家の両親にも職場にも伝えていない。もしも症状が出てくるならば、いつかは伝えなければならないだろうし、症状が出ないならば何も言う必要はないと考えている。

 ただ、時期が少しやっかいだ。私の育休が終えるあたりに二太郎に症状が出始める可能性があるわけで、その大事な時期に仕事に気持ちを持っていかれるのが嫌なのである。なんか妻に一番精神的にきつい時期を丸投げしてしまう感じがするからだ。

 もちろん仕事をしながら育児をすればいい。世の中の多くのパパはそうやって対応しているのだから。上手いこと仕事に折り合いをつけながら育児に向き合う時間を作れないこともないだろう。…ただ、私は多分それができない人間なのだ。自分が一番わかっている。仕事が始まれば仕事に夢中になるに決まっている。

「育休の遅れを取り戻さなきゃ」と必死になるだろう。かろうじて飲み会は避けるだろうが、数泊の出張だって平気であるし、周りだって復帰後に仕事をどんどん与えてくれるに違いない。残業だって毎日のように行うことになる。そうしているうちに、育児のことで悩む妻からのSOSに気づかないかもしれない。

 でも、それじゃだめなんだよ。後々、かなり後悔することになる。だったら、いっそ育休を延長して、夫婦二人で二太郎の成長に向き合いたいのだ。

もちろん、今後のサラリーマン生活のこととか、収入のこととか、色々気になることがあるのですぐに決められることではないんだけど…。ただ、最初に育休を取ることを悩んだ頃に比べたら、答えを出すのはだいぶ楽だ。そして、答えはある程度自分の中で決まっている。あとは会社の社内規定のこととか、会社や市役所にどんな手続きが必要なのかを確認して、大きな問題がなさそうであれば…。うちの会社では男が半年育休取った先例は殆どなかったし、延長となるとほぼ皆無だろう。もしかしたらいろいろ言われるかもしれないけど…まあ、なんとかなるだろう。

 

夕方、妻に自分の胸の内を伝える。妻は同意していた。まあ、こんだけ一緒に同じ時間を過ごしていれば、なんとなく気持ちはわかっていたけど。ただ、細かいことをもう少し話し合って決めようと思う。

 

短い人生、後悔のないようにいこう。「べろべろばー」をすると笑って私の顔を引っ搔いてくる二太郎を見て、あらためて思ったのであった。