育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

「ママがよかった」ほど残酷な言葉はない

 

水曜日。

 

この日、久しぶりに保育園に迎えに行く。

先週はコロナでまるっと休んでいたし、今週の月曜日と火曜日は妻が送迎をしていた。別に深い意味はなかったけど、一太郎が過去最大級のマザコンになっているからである。

 

迎えに行く際は少し緊張。「なんでパパなの〜?」「パパやだ」とか言われてしまうのではないかと不安だった。

 

しかし、いざ迎えに行くと、「あ、パパだ~」と、至ってふつうの反応。私が気にしすぎてしまっていただけらしい。

 

保育士さんから

 

「あら、パパ久しぶりですね~。ママとイチちゃんがコロナになって大変だったね〜。でも、パパはコロナにならなかったんでしよ?」

 

「そうなんです。前回も私は感染しなかったんです。日頃の行いがいいですからね」

 

と冗談をいうと、

 

「あら、私は二回も感染したわよ。私は日頃の行いが悪いってことかしら」

 

「いやいや(笑)すみません、失礼しました」

 

このように、保育士さんと軽口を言えるのは良いことだろう。

 

 

さて、いつもは徒歩で迎えにいってたのだが、この日は一太郎に気に入られるために自転車。妻が「一太郎、自転車に乗りたがっていたよ」という事前情報があったからだ。

 

近くのホームセンターにゆき、ペットコーナーを見に行く。その後、ダイソーに行って玩具を買う。そして、帰りに公園で遊んで帰る。必勝パターンのコースである。なお、更にこの日は、いつもはお金を入れないアンパンマンの乗り物にもお金を入れて遊ばせる大盤振る舞い。

 

 

これで一太郎もママからパパである私にも気持ちが向くことだろう。息子に接待している気分であった。帰り道、自転車の後ろで「きょう、たのしかった」という一太郎

そのセリフに安堵していたのだが・・・少しすると、一太郎は唐突に

 

「むかえはママがよかった。あしたはママにむかえにきてもらいたい」

 

とつぶやく。その言葉を聞いて、自転車がグラグラした。

 

(いや、なんでそういうこというの…)

 

と、2歳児の言葉にリアルショック。

 

「じ、じゃあ、パパはどうしたらいいの?」

 

「パパは、ニタくん(弟)をみててればいいの」

 

とのこと。私は言葉が出なかった。ひどいぜ、一太郎…。小さいからって何言ってもいいわけじゃないんだからな…?

 

 

ただ、帰宅後には、

 

「パパ、えほんよんでー」

とか、

「パパにごはんたべさせてほしい」

 

といったように、少しはパパの方にも寄ってきてくれるようになっていた。しかし、先程の「ママがよかった」という言葉が強すぎて、こちらも恐る恐るになってしまった。

 

 

なお、夜、リビングで二太郎を寝かしつけていると、一太郎

 

「パパおやすみ」

 

といいにくる。最近はこっちが言わないと「おやすみ」も言わないくらい、ママ一筋だったのにね。

 

帰り道の「ママがよかった」の言葉はショックだったけど、ちょっとだけ、私の方にも気持ちが向いてくれたみたい。全く、気まぐれなもんだよ。

 

 

 

翌日の木曜日。

 

今日は朝からママ大好きに戻っていた。保育園の送迎も結局「ママがいい」となる。…なんなんじゃい。

 

まあ、子どもとは長距離走だと思って向き合わないとね。今は調子乗っている妻だけど、いつまでも続くと思うなよ…?