育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

『男も育休ってあり?』を読む。良くも悪くもリアルな男の育休体験本。

妻の授乳指導の待ち時間などで読んだ本。

  育休は、ぼくの考え方を変えた。 現役教師である仕事人間の著者は、育休中どのように生活を過ごしていたのか? 第一子、そして、第二子の育児休業を約3か月ずつ取得して経験したことありのままを綴った、「育休中の生活」に焦点を当てた一冊です。 慌ただしい育児を夫婦で日々試行錯誤しながら、家事の分担、家の環境づくり、保険・光熱費などの見直し、など日常を豊かにマネジメントする事例が豊富に出てきます。もちろん、育休取得にあたって気になるお金の問題、保活、育児に役立つアイテムなども、実例を挙げながらご紹介。また、育児や育休にまつわる11のコラムが、内容を細かくフォローします。 2021年、育児休業の改正法の成立にともない(施行は2022年)、男性の育児休業が今後ますます推進されるでしょう。ただ育休を「とるだけ」になるのか、夫婦で助け合いながらともに育児に向き合うか。本書を読めば、ヒントが見つかるかもしれません。 雷鳥社 本紹介より

http://www.raichosha.co.jp/book/other/ot57.html

筆者の2回の育児休業取得に関する体験紹介本。筆者は教師を仕事とのこと。それぞれ3ヶ月ずつ育児休業を取得されたとのことで、その取得前後の周りの反応、そして取得中の育児の向き合い方を記している。

よくある男性目線での育児休業体験本といえばそうなのだが、自身の体験に合わせて、育休制度に関する解説を述べていたり、職場の人たちの反応などが書いてあり、育児休業取得中の自分にとっても参考になる情報がいくつかあった。たとえば、育児休業給付金のタイムリミットや、保育園の標準時間などは知っているようで詳しく理解できていないところもあったのでメモメモした。

育児関連の本は女性目線が書かれているものが多く、男性目線の本はまだまだ数が少ないので、参考に読んでみるのもありだろう。ただ、文章が男っぽい(理屈っぽい?)感じに好みが分かれるかな?とは思った。また、育休に対する考え方も、やっぱり男っぽさがにじみ出ている。例えば、育休中に仕事のことを色々考えたようだが、これは取る人によっては「・・・え?育休中に仕事?」とか「いやいや家事育児しろよ。なんのための育休だよ」と思う人もいるだろう。でもまあ、男の育休って、やっぱり仕事と100%切り離せない事情もあるところもわかるというか、そこは割り切れないところもあるというか・・・良くも悪くもリアルな感じがした。筆者は家族で理解を得ながらやっていたと思うので、そこは他所様の人間があーだこーだ言う必要はない。家庭によって理想とすべき育休像があるのだろうから。ほんと、育児休業は、家庭や赤ちゃんの状態によって取得期間や行うべき家事育児の内容もガラッと変わってくるんだろう。

100%鵜呑みにする必要はなく、なにかヒントを得るというスタンスで読むのが良いと思われる。個人的には妻と夫の家事分担が細かく記されているところが興味深かったので、少し参考にしてみたい。