在宅勤務。
今日は部長とキャリア面談を行った。毎年5月に行うのだが、要は今後どういった異動希望を持っているのかを確認するものである。本当は「異動したいです」と書きたいところだけど、変に気を使って「今の部署でいいです」と書いてしまっている自分がいる。
部長からは戻ってきた時には、新規開拓と海外部署を担当させたいと言ってくれていた。それ自体はありがたいのだが、育休中に英語の勉強をしておけ、とか、育休によって周りに負担がかかるのは事実なのだからできる限り申し訳なさそうに振る舞った方が良いという助言が引っかかる。
言いたいことはわかる。自分だってそう思うところもある。でも、あからさまに言われるとやっぱりそういうもんだよな、って思ったりもする。
なんだか悶々とする。朝なのに、この日記を開いて書いている。
自分自身がマイナス思考になっている。半年後本当に自分はどうなっていたいのだろうか。英語の能力を身につけている状態が望ましいのか。戻ってきた時の武器にはならないけれど、子供と一生懸命触れ合って過ごすのが望ましいのか。間違いなく後者なんだよ。でも前者の気持ちもあったりする。俺が本当にやりたかったことって英語を身につけることなの?それは違う。
この部の将来のことを誰よりも考えたくなくなっている。いっそのことこの部分なんかなくなってしまうと思ってしまっている。こんなやつが残る必要はないんだ。そう思うとなんだか鬱々としてくる。
部長からは中小企業診断士のことも聞かれた。なぜこの資格を取ったのか、どういうことをするのか、結局のところ転職とかも考えているのか、などなど。はっきり言ってこの部にいる意味がないと、この資格だけで言うのであればそうだ。それも言ってしまった。
なんとなくだけど、本当感覚的なところだけど・・・部長からも少しずつ距離が取られているような気がした。そしてすぐ転職サイトを開いて意味もないのに時間を他の企業求人を見ながら過ごしてしまう。仕事に全く集中できていない。こんなんでいいのかな。悶々とした胸の内でした。
ーー
と書いて、また悶々としてしまったので。お昼にまたこれを書いている。もう嫌だ何だろうこんな感じ。
本当にこの場所に戻ってきたいのだろうか。いや戻りたくないな。戻ったところで嫌な目で見られるだけだ。
中島みゆきの宙船を聞いたら元気になれるだろうか。俺が消えて喜ぶ人たちしかいないような気がする。というか、意外とその程度のものなのだ。転職の疑似体験に近いのかもしれない。
これがもし転職の告白だったらどうだっただろう。同じように、次の場所でも頑張れよ、と言っていたような気がする。そして次の場所に向けて気持ちを切り替えていたと思う。本当にお前がいないと困るんだよ、どうしてくれるんだよ、なんて言えるわけもない。それは双方のプライド含めてだ。
としたら皆さんの反応はごくごく正しいし、別に俺が何かを悩む必要もない。文字に起こしてみるといたって普通の反応だ。そして私が責任を持ってやっていたことは後輩に引き継がれることになる。後輩たちはそれをチャンスに次のステップを進む。、それだって別に悪いことではないし、私がそうしてきたように同じ道を歩むだけだ。私の場合はステップアップにはならなかったけれど。
この寂しさは必ず通らなければならない道だろう。そう言っているうちになんとなく元気が出てきた気がする。