育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

『男性育休』絶対に取らなきゃいけないわけでもないよね(育休58日目)

 

天気 曇

 

昨日から一太郎が体調不良だったが、朝熱を測ったら平熱まで下がってくれていたので一安心。もちろん、今日は保育園には行かず、家で過ごす。ただ、咳や鼻水症状があるものの、一太郎は元気そうなので、午前中にベビーカーで少しだけ散歩する。

フルーチェを食べる一太郎

 

こういう時、育休取っておいてよかったなあと思う。取っていなかったら、妻が息子二人の相手を終日しなければならなかったのよね。有給も取れなくはないんだけど、あんまり頻繁にとると周りの目も痛いし、会社スマホからは変わらず社内外から電話が来てしまうしね…。

 

 

今日、育休に関するニュースがスマホに流れてくる。男性の育児休業に関するもの。

 

www.nikkei.com

パソナグループ育児休業について「自分は取得したいと思わない」との回答が男性は38.9%、女性は23%に上るという調査結果をまとめた。一般論として「取得しなくていい」としたのは男女ともに1割前後の回答で大きく差があり、自身のことになると育休取得に消極的な傾向が明確となった。

日本経済新聞2023年9月25日『育児休業、男性4割「自分は取りたくない」 パソナ調査』より

 

男性の育休取得が推進される中、当事者男性の4割は取得をしたいと思わないそうな。この調査の詳細を見たわけではないのでなんとも言えないが…まあ、わからなくもない、というのが個人的な印象。逆に、

 

俺たち男だって、本当はみんな育休を取りたいの!

 

と言っている方が不気味な気もする。実際、育休を取っていない男性のほうが多いわけで、その人達が皆、育休取らなかったことに不平不満感を抱いているか?といったらそんなふうには見えない。これは偏見だけど、社会全体の空気が、無理やり「男性みんな育休取りたいけど、取れない空気なので取らない」といったような構図に仕立て上げようとするような傾向にあるように思われ、ずっと違和感を抱いていた。

 

約半年の育休中である身の本音としては、

 

夫の育休って、正直、取らなくてもなんとかなるんだろな

 

と思っている。もちろん、育休中の私は意識的に家事育児をしている(つもりだ)。だが、もし仮に私が育休を取っていなかったら、

 

・妻が実家から義母を呼ぶ

・近所付き合いや友人関係を強化して、どうしても、の時に手伝ってもらえるようにする

・育児・家事代行サービスを積極的に利用

・デリバリーなどの積極活用

 

とかになっていたんだと思う。要するに、家庭間だけではなく、それ以外の人たちにも家事育児に協力を求めていただろう、ということだ。それはそれで上手くやりくりするための手段なのだと思うし、なんら否定されるものではない。夫が育休を取らない事による人手不足は、お金で解決できる面もかなり多い。だから、夫の育休は必須ではないと思うのだ。

 

 

では、男性が育休を取らなくてもいいのか?というと、それはなんとも言えない。家庭以外の関係者に協力を求めることが、妻・夫双方で納得して決めたことならば問題ないのだろう。逆を言うと、妻・夫いずれかが納得していないのに家庭以外の関係者に協力を求めざるを得なかった、というのであれば、多分それはどこかで歪みが生じてくるのだと思う。

 

うちの場合は、妻と私の二人で育児に向き合いたい、というのが双方の意向だったから、私も妻も育休を取ることになったわけである。このような場合で私が育休を取らなかったら、先に書いたように歪みが生じていたのだと思う。取る前は結構悩んだけど、会社に申し出た後は、後悔もなく、やっぱり取ってよかったと思う日々である。

 

少し前に読んだ育休の本で、男性育休を義務化するという主張があった。

kosodateyarotaro.hatenablog.com

 

男性育休を義務化することで、女性の社会進出も進むし、二人目を産みたいと思うようになる、ということだったと思う。理屈はわかるのだけど、各家庭でそれぞれ事情があるから、一概には言えないんだろなとも思う。夫に育休取られると迷惑に思う妻もいるのだろうし。

 

男性の育休、なんか色々考えさせられる。ただ、本来、家庭ごとに正解がある事柄のはずなのに、育休関連の本をみると、そのほとんどが男性を育休を取るべき!と主張していることにやや違和感というか、特定の意見だけが声高になっている感じがあったので、こういう調査がもっと増えたら議論が深まるんだろうなと思ったのであった。