育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

二太郎4回目の病院で・・・(育休101日目)

 

今日は二太郎の四度目の病院訪問の日。前回の検査は下記の通り。

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前回の検査結果を小児科医から聞く予定。診察が15時だったので、朝からずっと気がかりだった。妻は私以上で、どうやら眠れなかったようだった。目の下のくまがだいぶ濃い。また、会話の声も小さく、相槌なども曖昧。「はれもの」と表現しちゃいけないけど、そんな感じ。

 

午後にレンタカー屋に行って車を借りにゆき、病院に行く。移動中も妻は緊張の面持ち。だいぶ早く到着してしまったので、駐車場で待つ。待っている間、私は気を紛らせるために、二太郎とは全く関係のない、最近読んだ本の話をする。妻も私の意図を察したようで、無理しつつも話に合いの手を入れる。

 

時間になり、小児科へ。

 

待合室で緊張感が高まっている妻。私は気を紛らせようと、二太郎を抱っこしながら、待合室にあるテレビを観る。テレビではソフトバンクの偉い人が詐欺をしていたことを報じていた。

 

15時すぎになり、医師から呼ばれる。

 

「こんにちは、検査結果ですけど、問題はなさそうですね。お母さんが気にされていたことは、おそらくこの子の癖というか、そういうものだと思います」

 

と、椅子に座る前に言われる。心の準備が何もできていなかったので、私も妻も一瞬反応に困った。視力検査とか風邪引いたときの聴診器を当てた時に言うような語調だったので、こちらも拍子抜け。ただ、妻が少ししてから

 

「あああ、よかった…」

 

と安堵の表情で私の方に顔を向けたのを見て、先生の言葉の重みを実感する。

 

そして、妻は

 

「あの、今回大丈夫だったということは…これから問題は起きないのでしょうか?」

 

と恐る恐る尋ねる。

 

医師は、ちょっとだけ返答を考えた様子を見せつつも、

 

「今回は問題ありませんでしたが、将来どうなるかは何とも言えません。でも、そういうものですから。また12月の診察で状況を見ていきましょう」

 

と、こちらも軽い感じで伝える。多分、この伝え方も、先生の優しさなんだろうと思った。

 

診察に関する面談は5分もかからなかった。実質3分くらいだっただろうか。

部屋を出て、あらためて妻が「よかったね、ほんとうによかった」とすっかり緩んだ表情で言う。私は妻に「そうだね、とりあえず…よかった」とだけ言う。

 

本当は、先生が最後に言っていた言葉どおりで、今回の検査で異常なしだったというだけで、今後何がどうなるのかはわからない。だから、過剰に安堵することも過剰に不安を抱くこともすべきではないと思っている。だが、そんなことを今の妻に話すこともまた野暮であることも承知している。

 

帰りの車中の妻は、行きの時とは別人のように緊張がとけてリラックスしていた。妻の態度は間違っていない。むしろ、私のように不安なくせに斜に構えたような態度で落ち着き払っているほうがおかしいのだ。そんなふうに思わずにはいられなかった。だから、余計なことは言わず、妻の不安感な気持ちに向き合っていたことを労わなければならないと思ったのだった。

 

 

子育てって、大変ですね。当たり前だけどね。