育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

育休から100日経過して振り返り(育休100日目)

 

夕方。

 

保育園に息子一太郎を迎えに行く。同クラスの子であるユウジくん(仮名)と、そのお母さんが先に迎えにきていた。そのお母さんに「こんにちわ」と声をかけると、ユウジくんが

 

「あ、一太郎くんのおとうさんだ」

 

と、私を見て言う。私は照れくさくなったが、お母さんに会釈をした後、ユウジくんに笑顔で「ばいばい」と返す。

 

帰宅すると、このほっこりとした交流を妻に興奮気味に話す。「えー!うそ、すごーい。私だってそんな事言われたこと無いのに」と彼女は目を丸くして言った。その反応にますます喜ぶ私。妻の驚きは私の小さな誇りをさらにくすぐった。

 

(ありがとう、理想的な返しだよ、妻よ。)

 

何が嬉しいって、他の子どもたちが私の存在を認識し、声をかけてくれることにある。育休を通して、他の子どもの記憶に残るほど保育園に足を運び、その子どもが安心して話しかけられる雰囲気を作り出せていることは、私にとって計り知れない価値がある。妻もそれを感じ取っているからこそ、あのような反応を見せてくれたのだろう。

 

子どもからの認識は特に心を打つ。他の親から「育児に積極的ですね」と言われると「いえいえ、ありがとうございます」と返すが、心のなかでは、気を使って頂いてるのかな、通ってしまう。しかし純粋な子どもの視点からの言葉には、本心がが含まれている(と思う)からだ。「夕方の保育園で顔を合わせる男性が少ないから印象に残っているだけ」かもしれないが、それでも一太郎の友達から覚えてもらえるのは、何よりも嬉しい。ありがとう、ユウジくん。君の言葉で、おじさん元気100倍よ。

 

 

さて、本日で育児休業から100日目を迎えた。短くも長いように感じる日々の中で、このブログには書ききれないほど多くの出来事があった。まだ育休の半ばではあるが、この節目に家族との関わりを見つめ直す時間を持つことは、意味のあることだと感じている。

 

 妻は緊急帝王切開ということで、ただでさえ大変な出産が一層、心身ともにダメージが残っていた。しばらくはマタニティブルーのような状態だったけど、深刻な状態にはならず、今では元気になってくれている。少し前までは出産した二太郎の育児に専念していたけど、1週間くらい前からだろうか、掃除・洗濯・料理なども積極的に行うようになった。また、帝王切開の傷が痛むということで、一太郎とのお風呂を敬遠していたけど、これも1週間くらい前から一緒に入るようになった。一太郎は母と風呂に入るのが嬉しいようで、「パパとはいらない、カカとはいる」というようになったのは寂しいが…。

 私が育休を取得していたことで、産後初期のストレスの多い時期に多少なりとも負荷を軽減することができたと思う。この点において、育休取得はよかったなと思う。

 

 

 一太郎にとっては、イヤイヤ期と重なり、母親が新しい弟の世話で忙しい中、私の育休は彼との絆を感じる機会になった。一太郎と過ごす時間が多くなったおかげで、彼の成長を一緒に喜べる写真がクラウド上にはたくさん残っている。それは私にとって、何物にも代えがたい宝物だ。少し前に保育士さんからこの点をお褒め頂いたことがあったが、上の子がいる場合は育休の重みが変わってくるなあ、と感じる。

 

kosodateyarotaro.hatenablog.com

 

 

 二太郎の育児については、特に夜の寝かしつけは妻と私の交代制にすることでうまく回すことができていると思う。また、日中の育児も、妻と共同したり分担することができている。

 二太郎の成長をリアルタイムで感じられるのも嬉しいことだ。まだまだ気になることが多く、育休を取ったことでこの悩みにガッツリ向き合わなくてはならないけど、まあ、親なんだからそれは当たり前だ。ただ、もしも育休をこれほど取っていなかったら、本当にこれを「当たり前」と思うことができていただろうか?私にはその自信が少し揺らぐ。もしかしたら、日々の業務に追われて、二太郎への気持ちが分散されてしまっていたかもしれない。

 悩むことができる責任感も、育休を取ったことによるものなんだと思っている。

 

 

最後に私自身だけど、ここに来て、仕事に復帰したときのことを悶々と考えることが増えてきた。世の中がどんどん変化する中で、少し取り残されている感じがあって焦る。だからといって、育休中に仕事人間になるようなことはしたくないので…まあ、悶々しつつも今の生活を続けていこう。二太郎だって一太郎だって、これから何が起こるかわからないのだから。

 

 

ということで、ダラダラと近況を書いてみたけど、なんやかんや、育休取ってよかったな、と思える100日目であった。明日からも育児に向き合っていきます。