3月11日。晴れ。
今日は東日本大震災から13年の日。
毎年思うことがある。それは、今の自分の生活は、震災がなかったら全く違うものになっていたんだろうということだ。
そもそもで言うと、妻と出会ったのも、2011年の震災がきっかけだった。あの震災がなければ、私は妻と出会っていなかったし、当然、妻と結婚もしていなかったし、二人の太郎も生まれてはいなかった。この当たり前のことが毎年3月11日になると思い出され、なんとも言えぬ不思議な気持ちになる。
一応、と言ったら妻には申し訳ないけど、私は妻との生活に満足しているので、それ以外の人生に思いを馳せることはない。もちろん、震災によって多くの失われた命があるので、こういう気持ちはあまり表に出しにくいのだが。
ただ、この生活が当たり前の上に成り立っているわけではなく、妻との出会いも、小さな2人の息子たちの存在も、たくさんの信じられないような偶然によって存在していることを再認識する。今日もやっぱり、そういう思いに駆られた一日だった。
来年の3月11日も、同じように、妻と息子たちの存在にありがたみを感じられるように、1日1日を大事に生きていこう。