育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

二太郎7回目の病院 これからのこと

木曜日、くもり。

今日は二太郎の通院日だ。二太郎は2ヶ月の早産で、生まれた直後にNICUに入院した。そして、退院してから今月で7ヶ月目になる。

今日は退院から7回目の病院診察の日であった。前回の記録は以下の通り。

 

kosodateyarotaro.hatenablog.com

 

前回、医師から二太郎の運動機能の成長速度がやや遅いと指摘されていた。その指摘を受け、妻は二太郎の運動練習を増やした。そのおかげで、以前は苦手だったうつ伏せを20分以上行えるようになり、首もしっかり固定できるようになった。毎日、二太郎が少しずつできるようになったことを妻と確認し合うのが日課になっていた。些細なことでも積み重ねれば、いずれ何でもできるようになると信じて。

 

 ただ、今も寝返りをする様子はなく、医師が指摘していた通り、運動機能に何か問題があるのではないかと心配だった。インターネットで調べると、寝返りが遅い子や寝返りをしない子もいるとの情報があるため、不安に駆られて二太郎に負荷をかけすぎてはいけないと、焦る気持ちを抑えている。

 また、二太郎は右手の動きは活発だが、左手の動きが少し鈍いように感じていた。ただ、それも微妙な差であり、利き手の違いかもしれないとも思っている。

いずれにしても素人判断はできないため、これらの点も医師に相談するつもりだった。

 

 

今日の午後、妻と二太郎と私の3人で自宅を出発する。妻は朝から緊張した様子だった。

いつもはレンタカーで行くが、今日は電車で病院の最寄り駅まで行き、そこからシャトルバスに乗って病院に向かった。

 予定通りに病院に到着し、小児科で受付を行う。待合室にはさまざまな子供とその親がいた。この病院に来る子供たちは通常の小児科とは違い紹介状が必要なため、皆何らかの事情を抱えている。ここにいると、日常生活では気づかない多くの世界があることを再認識させられる。もちろん、端からみたら我が家もその一つだろう。

 

予定時刻に診察が始まり、いつもより少し長い約30分の診察が行われた。

 

 結果として、やはり二太郎の運動機能の成長が少し遅いことが気になるとのことだった。これは前回も指摘されたが、寝返りをしないことが改めて指摘された。また、私たちが気になっていた左手の動きが鈍いことも、注意して観察すべき点とされた。

ただし、これらは生まれたときの「懸念点」の影響の可能性もあるし、早産児であるため発育速度が通常の子供より遅い可能性もある。現段階で運動機能の成長が遅い理由を断定することはできないが、この段階で「療育」を検討することが二太郎にとって良いとされた。医師は療育に進むための紹介状を用意するとのことだった。

 

 「療育」という言葉に一瞬動揺したが、発育速度が遅いことが気になっていたため1~2ヶ月毎に「様子を見ましょう」と言われ続けるよりは良いと思った。医師の言葉を聞きながら、妻の顔をちらりと見る。マスクをしていたが、目には様々な感情が読み取れた。妻の頭はおそらく「療育」でいっぱいだったので、私が率先して医師に質問をすることにした。医師は残りの質問にも丁寧に答えてくれた。

 

 

 病院を出た後、当初はタクシーで駅まで向かう予定だったが、妻の気持ちが晴れないため、歩いて話しながら駅に行くことにした。話し合うことでお互いの気持ちを落ち着かせることができるからだ。

 家に帰り、妻と今日のことを再度振り返った。妻は感情を隠そうとしたが、隠しきれない様子だった。それとは裏腹に、二太郎はニコニコと手足をバタバタさせ、左手でよだれかけやおもちゃをぎゅっと握っていた。

 

 

これから我が家はどうなるだろうか。わからないけど、目の前の出来事をしっかり受け止めていこう。そんな1日でした。