育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

ネコ型ロボットに会うために(育休97日目)

 

朝。

 

 息子一太郎(2歳)が早速やってくれる。コップに入っている麦茶をぶちまけたのである。わざとやったわけではないので責める事はないのだが、その後、テーブルを掌でベチャベチャやったり、ヘラヘラ笑ってこちらをみてきたことはいただけなかった。眠り足りない私は、大きな叱責の声をあげるかわりに、無言で席を立ち、ソファーに座って天を仰ぐ。

 

妻が「一太郎!ちゃんと床を拭きなよ!」と指導する。しかし、一太郎は拒否の意思を示してごろ寝してしまった。最近のイヤイヤ期なのか反抗期なのかわからない態度は、こちら側も心に余裕がある状態じゃないとなかなかしんどく感じてしまう。

 

その後、少し時間をおいてから私も「一太郎、床拭きなさいよ」と力なく言うと、一太郎はムクッと起き上がり、どこかに走り去る。逃げたか?と思っていると、何かを一生懸命持ってくる。

 

「これでふけるよ」

 

と彼は言う。手には洗面所のあるタオルと、クイックルワイパー。

 

 


思わず写真を撮ってしまった。そのタオル、雑巾じゃないけどね。「よく出来ました。じゃあ、テーブルも拭いて」と言うと、「ヤダ、やらない」と拒否するので、「パパもママもやりたくないんだからこぼさないように注意してね」と追加指導。一太郎はさっきよりは納得言った表情でうなずいていた。

 


午前中、妻が一太郎を連れて近所で行われている農業体験に行く。私は二太郎の子守をする。11時半ごろ、妻と一太郎が帰ってくる。一太郎は昨日と同じように泣きわめいている。妻は疲れ切っている様子。どうやら一太郎のイヤイヤ期が絶頂だったらしい。

妻に二太郎を任せ、バトンタッチで今度は私が一太郎を請け負う。そして、一太郎と2人でガストに行く。目的は、ガストにいる「あのネコ型ロボット」に会いに行くため。

 

www.youtube.com

 

ユーチューブでこのロボットの動画を見せたところ、結構興味深そうに観ていた。動画を見せる前に何度かガストに行って見ていたはずなんだけど、ユーチューブで観たことで改めて興味が湧いたらしい。

 

店内に入ると同時に、ネコ型ロボットが動き回っているのを見て、漫画のように目をキラキラさせる一太郎

店内は混んでいたが、待つこと無く席につくことが出来た。

 

 

 

(ガストのお子さまカレー。通常700円くらいだけど、クーポン使うと半額以下の300円で食べられるのがありがたいですね。ただ、2歳児には塩分が強めなのでご飯以外は半分だけにしましたが)

 

ネコ型ロボットが通るたびに「ねこがきたー!」とはしゃぐ一太郎。昼時で騒々しい空気だったので、一太郎の声もかき消されたのがありがたかった。久しぶりの外食だったのも嬉しかったのかもしれない。

 

どうでもいいことだけど、昼時のガストには他の家族連れが多いね。1つ家族(父、母、子供3人)のテーブルでは、父親がビールをうまそうに飲んでいる。

 

(羨ましい…)

 

と、こちらのよだれが止まらない。中ジョッキがいい感じに冷えているよ。おい、もっと大事に飲めよ。そんな速いペースで…くー!!

 

すると、もう1つの家族(父、母、子供2人)のテーブルにもビールが運ばれてくる。

 

(世の中のオヤジたちは昼からビール飲めてんのかあ…寛大な奥さんが多いのか、父親の意思が通りやすいのか…ずるい)

 

と思っていると、そのビールは奥さんのほうに流れていく。なお、旦那さんはアイスカフェラテを飲んでいる。その様子を見て

 

(旦那、あんた男だよ)

 

と思ってしまった。いろんな家庭があるんだよね。それよりも、他の家族をジロジロ見ている私のほうが「よっぽど」である。気をつけよ。

 

 

さて、満足そうにお子様カレーを食べ終えた一太郎。帰り道、「またいきたーい」と言うので

 

一太郎がいい子なら連れてきてあげるよ」

 

という、定番のセリフを吐いてみると、「うん」と神妙な表情。

 

帰宅後は、いつもよりもイヤイヤが少なかったような。お風呂に入っているときも、「いいこだったら、またネコさんみにいける?」と言っていた。一瞬、なんと返すべきか悩んだけど、「そうね、いい子にしていたら連れてってあげるよ」と答える。なんかご褒美で釣っている感じがするけど…まあ、今日はいいでしょう。