育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

息子の肛門と波長があった瞬間(育休55日目)

 

天気 晴れ

 

昨日土曜日は二太郎がなかなか寝付かなかった。

オールナイトニッポンを聴きながら寝かしつけをしていたが、結局2:30までかかってしまった。そのため、朝は寝不足感満載。とりあえず久しぶりの晴れなので、洗濯物を片付けていく。

 

朝は一太郎と家で遊ぶ。エネルギーが有り余る一太郎はすぐに部屋中をおもちゃでいっぱいにしてくれる。また、食べこぼしを部屋中に撒き散らしてくれる。歩くたびに納豆が放出されている様子に、トトロなのか?と思った。

一太郎の動きに正直ついていけていない私を見かねて、妻が「公園にでも連れて行くよ」と言ってくれる。私自身、先日から調子が悪い胃腸も回復しておらず、更に昨晩の寝不足もあったので、ここは妻の配慮に甘えることにした。

 

(妻撮影。ほんとにこの体力がうらやましい)

 

 一太郎と妻がいなくなり、家が一気に静かになる。といっても、二太郎の面倒を見なければならないので、そこまでゆっくりできるわけではなかったが。特に、また3日前からウンチをしておらず、時折唸って苦しそうにしていたのである。

 

昼前、ミルクを上げた後、少し時間をおいてから綿棒浣腸をしてみる。

 

(いつもは綿棒のさきっぽだけをツンツンしてたけど、今日は少し深めに…時間も短かったから少し根気良くやってみるか…ん?二太郎も気持ちよさそうにしてる…これは行けるか?プスプス言ってるけど、これは屁が出てるってことだよな。どうなんだろ、ほっといたらいいのかな、それとも屁の呼吸に合わせて突いたほうがいいのかな…)

 

二太郎の肛門の波長を探る。すると、あるタイミングで二太郎の肛門からわずかばかりのウンチが出てくる。それを見て、私は一気に緊張感が増す。以前も同じように最初にウンチが出てから、少しして溢れるようなウンチが出たのだ。

 

(これは…来る!)

 

私は綿棒を更に肛門の動きに合わせて突いてみる。その時、妻と一太郎が公園から帰ってくる。妻が「ただいまー」と言った、ちょうどその瞬間、

 

ピュー

 

「うわ!でた!しょんべん」

 

二太郎が噴水。先におしっこが溢れ出す。

 

妻「え!?出た?ほんと?」

 

「いや、ウンチじゃなくて、おしっこ」

 

妻「なーんだ」

 

「『なーんだ』とは何だ。おしっこかかっちゃったよ」

 

妻も二太郎のウンチを待ちわびているので、おしっこだったことにがっかりしている様子。

 

 私がおしっこの処理に気を取られていると、二太郎の肛門がズボ、ズボと音を立てる。その後、茶色のペーストが肛門の周りからひょっこりと姿を現す。それに目を奪われた、その瞬間、すぐに大蛇の如く一本の線となり、私のもとに襲いかかる。

 

「うああああああ」

 

(妻撮影)

 

開通。

 

二太郎の3日分のウンチが敷布団、靴下、私の足等にぶっかかる。その時の肛門の様子はさながら『黒部の太陽』の大破水シーンであった。久しぶりにあの映像を観たくなった。 

 

www.youtube.com

(どうでもいいリンク。1:55~)

 

二太郎は力が抜けたような様子。ウンチの発射シーンを間近で観ていた一太郎は「すごーい」と叫ぶ。2才児でもウンチの迫力に圧倒されたようだ。妻と私は驚きとともに歓喜。巨大な魚でも扱うように、ウンチが付いた敷布団を嬉しそうにバケツに入れる。妻も「頑張ったねー」と二太郎を抱きしめながら風呂場に向かう。私もその後を追って、風呂場で足に付着したウンチを慈しみとともに洗い流す。いやはや、二太郎のウンチ一つでここまで家族が優しい空気に包まれるとは。

 

 

この日記を書いている今も、息子の肛門と波長があった感覚が忘れられない。今までは恐る恐る肛門を撫でていたけど、これからは息子の肛門の呼吸を感じながら綿棒浣腸をしてみよう。大丈夫、次はもっとスムーズに、肛門もつつかれていると感じないくらいの力加減ができそうな気がする。さあ、いつでも来い、便秘。

 

 

…なんかウンチに関する日記が多いなあ。でも、それもまたリアルな子育てだね。