18時頃。
二太郎がいつものように顔をしかめ始める。私は「きたな」と思い、二太郎を抱っこする。そして、リビングの隅っこにあるアレクサに
と言って、吉田拓郎の曲をリクエストする。そして、二太郎を抱っこしながら子守唄として吉田拓郎を歌い始める。最初は喉の調子がいまひとつなのと、妻と一太郎の目が気になるので声が小さいが、『襟裳岬』の中盤辺りから気持ちが乗ってきて、『流星』→『今日までそして明日から』→『夏休み』あたりになるとノリノリな気持ちになっている。今日はこのあと、ゴダイゴの『ガンダーラ』に向かい、レミオロメンに寄り道したあと、締めの中島みゆき『地上の星』で終えることになった。二太郎は『流星』のあたりですでに眠っているのだが、歌うのをやめると起きてしまうので、やむを得ず歌を続けているわけである(いや、本当に)。
(我が家のEcho Show。一太郎が落書きしたので画面はマジック線だらけ)
黄昏泣きは不定期にやってくる。最初はひたすら抱っこして対応していたけど、ある日、気まぐれで子守唄とも言えぬ曲を歌うと二太郎が泣き止むことに気づいた。それ以降、二太郎が夕方に泣くたびに「カラオケタイムじゃ」と張り切るようになる。妻も二太郎が寝てくれるならば何でも良いようなので、私の音痴が家中に響くことは肯定的である。これで酒飲みながら歌えたらもっと気持ちいいんだろうけど、二太郎抱っこしてるのに俺が気持ちよくなってもしょうがないのでやりませんが。
最近は黄昏泣きの頻度も落ち着いてきているけど、まあ、こうやって楽しみながら育児できるのは良いことですかね。