育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

親の加湿責任~空気清浄機との戦い~(育休142日目)

 

 

先日の夜。

 

一太郎の歯磨きをしているとき、遠くから「ピーピー」と鳴る音がする。空気清浄機の加湿用水タンクの水が切れた音だ。音は気になったが、まずは一太郎の歯磨きに専念する。

 

 

少ししてから、二太郎を抱っこした妻がやってきて「大変だよ」と言う。私は心のなかで、ダメだったかなあ、と思ったが、一応「どうしたの」と聞く。

 

「やっぱりね…臭うの」

 

と妻。私はため息。どうやら、空気清浄機との戦いは、私の完全な敗北で終わることになったようだ。

 

 

私が持っている空気清浄機はこれ。かの有名なブランド「ダイキン」社の製品。

 

 

 

今年の6月頃に購入。ネットで調べてこちらが良いと判断。ネットの口コミも悪くないし、なんせエアコンのダイキンだから、空気清浄機だって間違いないと思ったのである。

 

…ところが、この空気清浄機のある問題に悩まされることになる。それが

 

空気清浄機から発せられるニオイ問題

 

である。

 

 あ、先に言っておくが、ダイキンの空気清浄機の機能自体にはなんの文句もない。以前使っていたSHARPの安価品の空気清浄機よりも良く反応するし、たしかにフィルターには空気中の埃を吸ってくれている形跡がある。

 …ただ、加湿機能を使うと、どうにも悩ましいニオイが発生するのである。なんというか、独特のニオイ。もっとはっきり言うと…クサイのである。表現すると、

 

部室の汗臭いにおい

 

って感じ。酸味がかった臭いというのかね。新品で買ったのに、なんでこんな臭いがするの…?と青くなる。

 

私がこの空気清浄機から変なニオイを感じる様になったのは、今から1ヶ月くらい前。それは、ちょうど空気が乾燥し、今まであまり使っていなかった加湿機能を使い始めてから。

 

おかしいなと思い、とりあえず説明書を読んでみる。すると、定期的に加湿フィルターをクエン酸でつけ洗いする必要があるとのこと

 

(中の加湿フィルター部分はこんな感じ)

 

なーんだ、掃除を怠っていたせいか。ダイキンさん、ごめんごめん、こちらの手入れが行き届いていなかったばっかりに、失礼しました。

 

ということで、フィルターをクエン酸溶液に漬け洗いする。ついでにフィルターケースも丁寧に水洗い。

 


クエン酸溶液は冬の炊事で発生したアカギレにはかなりシミますね…。まあ、ゴム手袋すれば良いんだけど…。クエン酸溶液に漬けた後、更に水道水に漬けるのですが…結構な苦行です。

 

さて、確かに漬け洗いをしてから使うと、一気に澄んだ空気が空気清浄機から噴射される。これでホッと一安心。説明書をみると、約1ヶ月に1回、このような手入れをする必要があるらしい。ちょっとめんどくさいけど、まあ、できなくはない範囲かな、と思っていた。

 

 

 

…のだが。数日後、再びあのニオイが発生した・・・

 

 

おい、この前洗ったばかりなのにどういうことだ、説明書には1ヶ月に1回で良い、って書いているではないか?と頭を抱える。

 

そこで、再びネットで調べてみると、同じようなユーザーの声(水がなくなったときに悪臭、スッパイにおい、加湿するとすぐに駄目になる)がたくさんあることに気づく。Amazonの製品評価は高いけど、よくみたら「加湿機能は使ってません」とか「加湿機能は試していません」という声が多いではないか。ちゃんと読んだつもりだったけど、買う決断をしたときには、いい声ばかりに目耳を傾けてしまっていたのか…?

 

空気清浄機を蹴りたくなったが、高い買い物だったし、冬が本格化するにつれて加湿機能の重要性は一層高まってくるだろう。それに、鼻風邪を引きやすい2歳児と、風邪を引かせたくない0歳児がいる中、部屋を適切な湿度に保つことは、親としての責任である。ここで諦める訳にはいかない。

 

 

ここから、空気清浄機のニオイとの戦いが始まった。

 

・フィルター掃除を念入りに。

→説明書どおり、クエン酸溶液でしっかり漬ける。フィルターケースも再度念入りにゴシゴシ。しかし玉砕。

・空気清浄機の他のフィルター部分も洗ってみたら?

→もちろんキレイにしたが変化なし。

クエン酸じゃなくて重曹がいいよ。

→しっかり漬けたが、やっぱり玉砕。

・中性洗剤でやるのも1つの手。

→数日は良かったけど、すぐに元の木阿弥。

 

 

ということで、あの手この手を試したけど、やっぱりダメでした。どないなっとんねん。

最後の手段として、水をきれいにするはずの銀イオンカートリッジを交換するとうまくいくかも、という情報があったので試してみることに。これでダメだったらもう諦めようと思った。

 

カートリッジ自体はネットで売っていたのでそれを購入。

 

楽天で2個入りで1,000円なり)

これでうまくいくことを願ったのだが…結果は冒頭に記した通り。やっぱりダメだった。少ししたらあのニオイが空気清浄機から噴射される。

 

 

もう打つ手なし。シロハタ。もう、これが標準的なニオイだったりして。こんだけ掃除しても出てくるんだから、実は気にしなくてもいいのかな?私が敏感になりすぎているのかな?実はフィルターが雑菌自体は除去してくれていて、無害なくさいニオイだけが出てきちゃってるのかな?気にしない方がいいのかな?と思いたくなる。

 

…ただ、私は生まれつき鼻がいい方ではないので、そんな私がクサイと感じるくらいならば、空気清浄機としてはやっぱりダメなんだと思う。それに、妻も嫌そうな顔してるしね。

 

また、ちょっと前に、ネットニュースで不衛生な加湿器で加湿をすると、雑菌が加湿とともに部屋中に撒き散らされるので危ない、最悪「加湿器肺炎」になる、というのを見かけたことが気になっており、このまま怪しいニオイを発生させる空気清浄機の加湿機能を使い続けることに抵抗感があった。

 じゃあ、もう加湿しないで生活する?死ぬわけじゃないし。これが自分だけならばそう結論づけていただろう。ただ、先述の通り、今は家の中に小さい子供が2人いるので、諦める訳にはいかない。

 

ということで、悩んだ末、空気清浄機は加湿機能を封印して使うことにし、これと別にスチーム式の加湿器を買うことにした。

 

購入に際しては、以下の記事がわかりやすく参考になった。

yoshi-ent.jp

この記事では、加湿器はスチーム式(熱で発生した水蒸気を飛ばすタイプ)を勧めている。一番安全らしい。

 

ということで、コイツを買うことに。象印の製品。調べた感じ、スチーム式の加湿器は象印一択だった。

 

(見た目は巨大な業務用ポット、という感じ)

 

昨日届いたので、早速使ってみた。加湿力が確かにすごい。シューシューと音を上げて加湿している姿は、まさに「ポットの沸騰させて蓋を開けたたま加湿している感じ」というシンプルさ。

 

夜、寝室で使うと、この部屋だけ空気が潤っているのがよく分かる。加湿パワーが強すぎて、朝起きると、窓にけっこうな量の結露が出ている。標準モードで使ったけど、「ひかえめ」モードで十分だったかも知れない。とにかく加湿パワーがすごいのです。加えて、蒸気で加熱するため、月1回にクエン酸処理する以外は面倒な手入れもいらないらしい。最高だ。これで空気清浄機の加湿フィルターお手入れから開放されると思ったら…本当にうれしい。

 

 

 

ただ、手放しで喜べるわけでもない。…この加湿器、電気代がね、すごいかかるらしいんですよ。

 とあるサイトいわく、夜寝るときだけ(仮に8時間)使う場合でも、150~200円くらいかかるみたいこれを1ヶ月使ったら4000~6000円はかかってしまう…高い。さらに日中も使うとしたら、単純に倍の値段。いや、加湿お金かかりすぎでしょ苦笑

 

でも、親が子供のためにできることとして考えたら、これくらいは必要費用かな…。

ほら、あれだ。これ使わないで子供が風邪引いたとするじゃん?そしたら保育料が無駄になっちゃうでしょ?平均して3日間くらい保育園を休むとしたら、結構な額よ?それに家で療養している間の妻と私の負担を人件費で考えたら結構するでしょ?あと、子供の風邪用食事メニューを作ったり、病院に行く手間を考えたら…保険として1日200~300円くらい安いもんでしょ。ね、ね(こんなことを考えて自分を納得させるしかないね。小さい男)。

 

 

とりあえず、私の加湿任務はこれにて終了。長い戦いだった。ただ、空気清浄機の加湿機能を改善するという目的は達成できなかったのが無念なり。。