育児してなきゃ酒浸り日記

30代のサラリーマンです。2人の息子と妻との日々を書いています。只今育休中です。

一太郎の歯科検診で見えたこと

 

月曜日 天気 雨

 

今日は息子一太郎の定期歯科検診の日だった。

 

今までは妻に任せてしまっていたけれど 今回は私が一太郎を連れて行くことに。午後から車で検診の会場に行く。一太郎は車に乗れて嬉しそうだったけど、昼食後だったので少し車が動き出すとすぐに寝てしまった。

 

時間ギリギリに会場到着。周りを見渡すと、案の定というか、ほとんどがママですね。パパは私以外にもう1人。まあ、そんなもんですかね。

 しかしまあ、平日に公園で遊んだり、病院に連れて行くときも、すぐに他のパパを探してしまうのはなんでだろうね。パパはいつも少数派になるので、なんかソワソワするからかしらね。

 

 

歯科検診の流れは

 

先生に歯を診てもらう。

プラークチェック(あの着色で磨き残しを染めるやつ)&歯磨き指導

フッ素塗布

 

という感じ。

 

 

 

最初に先生(おじいさん)に診てもらうとき

 

先生「あれ、パパなんだ」

 

と言われる。どう反応したらよいかわからなかったが、ベテランの女性の歯科衛生士さんが

 

歯科衛生士「最近はパパが来ることも多いですよ?ね。いまはイクメンが多いんですよ。すごくいいことだと思います!」

 

と先生に言ってくれる。

 

先生「へえ、そうなんだ。奥さんは働いてるの?」

 

「いえ、私も妻も育休中でして。妻は今日は家におります」

 

先生「奥さん、家にいるんだ。それでも、パパが来るんだ。どういう理由で?いや、別に嫌な意味ではなくて、本当に聞いてみたいのよ」

 

ジイさん先生がどういう意図で聞いているのかよくわからなかったが、とりあえずありのままの理由を答える。

 

「そうですね…今までは妻に任せてしまってましたが、できるならば自分もこういう場にはきたいなあ、と思ってまして」

 

歯科衛生士「うん、うん。いいことよね。そういう考えが広がることが大事だと思います!」

 

先生「へえ。そういうものなんだね」

 

現状、パパが来るとやや奇異な目で見られる状態、ということなんだろうね。ちょっと前だったら、ものすごく奇異な目でみられていたのかな。でも、歯科衛生士さんが言う通り、少しずつ世の中の雰囲気は変わってきているんだとも感じる。

 

じいさん先生は、「普段はパパもこの子の歯磨きしているの?」とか、「お、坊や、上手にお口あけてるね。落ち着いてるね」とか「キレイキレイ、ちゃんと磨けてる証拠ね」と褒めてくれた。あと、一太郎の診察が終わった後も、ずっと一太郎に手を振ってくれていた。ほんとうに、いい先生だったと思います。お世話様でした。

 

 

プラークチェック後の歯磨き指導のときも、先程の歯科衛生士さんが付きっきりでご指導いただいた。一太郎は虫歯はなかったけれど、細かいところは磨き残しがあったので、これからはもっと丁寧に磨かないとね。

 

 そういえば、歯科衛生士さんの説明に相槌を打って聞いている一太郎の姿が可愛らしかった。普段はふざけているのに、病院の診察のときとか、朗読会のように静かに聴かなきゃいけないときはちゃんと大人しくなるのよな、一太郎

 一方、フッ素塗布を終えて私と二人になった途端、一気にはしゃぎ始めた。さっきは緊張していたのか?なんだかもう、しっかり性格が出てるね。

 

(お土産でもらった歯磨きセット)

 

こういうのに参加できるのも やっぱり 育休を取ったからなんだと思う。別に今までだって、有給を取れば来れてたはずなんだけど…なんで来なかったんだろうかって…やはり育児に対する意識が足りなかったわけで…。結局のところ、育休取らないと気付けなかった。

 

 

 

 

育休じゃなくても、働きながら育児に参加すればいい

 

周りからもよく言われるし、自分もかつて思っていたこの言葉を、いま一度再考した一日でもあった。

 

育休を取る前だって、有給を取って子供を病院に連れて行ったり、家で看病したりすることはやってきた。日々の家事だって妻任せにせずにやってきたつもりだ(他の男性と同じように、「俺は他の男より家事育児してる方」が口癖だった)。

 

 …でも、それだけじゃまだまだ足りないんだなあ、と、あらためて反省した。どんなに言葉を繕っても、それはやっぱり「育児を手伝う」って範囲だったんだろうなあと思う。妻には、これまで育児に関する手間ひまと、言葉にできないプレッシャーを随分と任せてしまっていたんだな。

 そんな妻が、かつて「今日、歯科検診で、一太郎が褒められたんだよ」と言っていたとき、どこまで真面目に話を聞いていたんだろうか。…聞いていなかったんだよなあ、俺。「歯科検診くらいでそんなにはしゃがなくても。とりあえず、家庭の平和のために感謝の気持だけは伝えておこう」なんて思っていたんだよな。恥ずかしながら。

 

日々の家事や育児も大事だけど、仕事復帰した後にも、妻任せにせずに育児のイベントに参加したいな(しなきゃな)、と思った。

育休中だけじゃなく、働いてからも思えるか…?それが一番大事だけどね。

 

歯科検診から帰宅すると、妻の顔には寝不足がにじみ出ていた。妻と交代して私が二太郎のお昼寝抱っこ。妻は一太郎と寝室で昼寝。

 

(もしも育休取ってなかったら、妻は心身ともに負荷MAXな一日だったろう。正解正解)

 

そんなふうに思いながら、育休取ったことを肯定的に捉えようとする私、まだまだちいさい男ですね。